外がうるさい。夜なのにうるさい。
二重窓なのに、低い機械音がじわじわ
部屋の奥まで染み込んでくる。
外を見ると、、、
なにこれ。すごい光景。
道路の上を、ダンプと除雪車が
ゆっくり進んでいる。
先頭を走っているのはダンプ。
そのすぐ後ろに、除雪車がぴったり張り付いている。

除雪車の前方から、白い塊が勢いよく
吐き出されて、そのままダンプの荷台に
吸い込まれていく。
ノロノロ運転なのに、吐き出される
雪のスピードだけやたら速い。
このスピード感のズレが、
妙に気持ちいい。音もすごい。
ズゴゴゴゴ、ゴォォォ……みたいな、
腹の底に響くタイプのやつ。
ダンプはただ前を走っているだけじゃない。除雪車の位置に合わせて、
微妙にスピードを調整しながら
進んでいる。息ぴったり。
連携プレーの完成形。
除雪車がガンタンクなら、
ダンプがガンキャノン。
派手さはないけど、泥臭くて、
確実に仕事を終わらせるコンビ。
北海道に来て思うけど、
ここは人だけじゃなくて、
作業そのものが進化してる。
それにしても、夜中にこんなV作戦を
見せられたら、テンション上がるのは
仕方ないと思う。
観光パンフレットには
載らないけど、住んでる人だけが
見られる雪国のボーナスステージでした。