タグ: 北海道あるある

  • 氷の触手発生中

    「寒い」を通り越して「痛い」。


    レンタカーに戻ると足が止まった。


    フロントグリルから無数のつらら。


    バンパーの下にもだらりと垂れている。


    氷の触手。


    『パイレーツ・オブ・カリビアン』の

    タコ船長のようだ。


    横もすごい。


    サイドステップにびっしりとつらら。


    規則正しく固まり、微動だにしない。


    完全に凍結。


    エンジンかけても、ドアを開けても、

    閉めてもなーんにも起きない。


    ただ静かにそこにある。


    北海道の冬は容赦がない。


    きれいな雪景色の裏で


    車は無言のまま凍りつく。


    まだまだ春は遠い。

  • 街がホラーになる日

    ニューオータニインの看板が怖い

    映画のタイトルみたいになっちゃってる。

    それくらい寒い。ここ数日。

    滑るから足元ばかり気にしてしまうけど、

    顔を上げると、

    つららが凶器みたいにぶら下がってる。

    広い大地を踏みしめるのも大事だけど、

    顔を上げるのも必要。

    北海道には上にも下にも面白い風景が、

    転がっている。

  • 夜中の連係プレー

    外がうるさい。夜なのにうるさい。

    外を見ると、、、

    なにーこれー(゚∀゚)すごい光景。

    道路の上を、ダンプと除雪車が

    ゆっくり進んでいる。

    先頭を走るのはダンプ。

    その後ろには除雪車がぴったり張り付いている。

    除雪車の前方から、白い塊が勢いよく

    吐き出されて、そのままダンプの荷台に

    吸い込まれていく。

    ノロノロ運転なのに、吐き出される

    雪のスピードだけやたら速い。

    このスピード感のズレが、

    妙に気持ちいい。音もすごい。

    ズゴゴゴゴ、ゴォォォ……みたいな、

    腹の底に響くタイプのやつ。

    ダンプはただ前を走っているだけじゃない。除雪車の位置に合わせて、

    微妙にスピードを調整しながら

    進んでいる。息ぴったり。

    連携プレーの完成形。

  • 冬靴は“お守り”

    北海道に来ると、
    「冬靴は必須だよ」とよく言われる。
    ただ、本当に必須か?と聞かれたら、答えはNOだ。

    単身1年目の冬は、丹田に力を込め、すり足で乗り切った。


    2年目は転勤する先輩から履いていない冬靴をもらったので今はそれを履いている。


    履いてみて思った。
    たしかに安心感はある。
    なぜか道民になった気分にもなる。
    ただし、冬靴を履いていても、
    マンションのエントランスは普通に滑る。
    どんな靴でも、油断したら終わり。
    結局、
    冬靴を履いていても、
    丹田に力を入れて、すり足で歩幅を小さくして歩いている。
    そう考えると、
    北海道の冬靴って、
    「必須の装備」というより、
    “お守り”みたいなものなのかもしれない。
    持っていると安心する。
    でも、頼りすぎると、だいたい転ぶ。


    ちなみに靴裏を見てみたら、
    しれっと「MADE IN ITALY」とか書いてあった。

    どうやら私は、知らぬ間にイタリア製のお守りを履いていたらしい。
    ありがとう先輩。高そうなお守りを。