タグ: 旭川

  • 氷の触手発生中

    「寒い」を通り越して「痛い」。
    レンタカーに戻った瞬間、足が止まった。
    フロントグリルから無数のつらら。
    バンパーの下にもだらりと垂れている。
    もはや車ではない。
    氷の触手。
    『パイレーツ・オブ・カリビアン』に出てくるあのタコ船長のようだ。


    横もすごい。


    サイドステップに、びっしりとつらら。
    規則正しく固まり、微動だにしない。
    完全に凍結。
    エンジンかけても、ドアを開けても、閉めてもなーんにも起きない。
    ただ静かにそこにある。


    北海道の冬は容赦がない。
    きれいな雪景色の裏で、
    車は無言のまま凍りつく。


    まだまだ春は遠い。

  • 140キロは近くない

    札幌も寒いけど、旭川はさらに寒い。

    旭川駅を降りて、駅の自動扉が開いた

    瞬間に「あー。旭川の寒さだ」と、

    体が先に思い出す。

    札幌よりも段違いに寒い。

    特に夜の旭川到着はこたえる。

    札幌から旭川までは、約140キロ。

    数字で見るとピンとこないけど、

    東京で言えば宇都宮を越える距離感だ。

    それだけ離れていれば、気温が違うのも

    当たり前だよな、と納得する。

    新千歳空港駅を出たところにある地図を

    見ると、本州の上に北海道が重ねて

    描かれていて、「あ、そりゃ感覚も狂うわ」と妙に腑に落ちる。

    さすがは、でっかいどう。

    旭川は「近いほう」なんて言えてしまうのだから。

  • 旭川の道路は針山地獄

    旭川の冬の道路はボコボコだ。「ここは地獄か!」と言いたくなるほど、針山地獄のような道が多い。融けて、凍ってを繰り返すからんこうなるらしい。剣山になっていない道でも、ブレーキを踏めば確実にABSが作動する。「ゴゴッ」「ガガッ」と、滑っている感覚がはっきり伝わってくる。急には止まれないから、スピードの出しすぎは危険だけど、最近の車はABSのおかげで、スピンすることはほとんどない。滑るけど前に進まない、なんてことはない。車もタイヤも進化している。このボコボコの針山地獄を走っても壊れないのは、本当にすごい。自然 対 人類の発明。そんな構図すら感じてしまう。