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  • ビートルズ気分になれる空港

    丘珠空港で飛行機に乗るとき、心の中で思った。「ビートルズやーん💕」

    目の前にあったのは、飛行機のタラップ。スターが手を振りながら降りてきそうな、あの階段だ。

    ビートルズとか、トランプ大統領とか。

    有名人は飛行機の前にある長いタラップから降りてくる。ゆっくり、堂々と。

    でも丘珠空港は違う。タラップは後ろ。

    しかもすごく短い。スター感はない。

    どちらかというと裏口。

    でも、滑走路の横を歩いてそのタラップを登ると、やっぱりちょっと思う。

    ビートルズやーん💕

    丘珠空港から女満別へ。

    プロペラ機なので最初は少し不安に

    なるけど問題なし。

    むしろ、滑走路を歩いてタラップを

    登るこの感じは、なかなか味わえない。

  • 汚いかき氷

    数日前、旭川では車に触手が生えていた。あれだけ凍っていたのに。

    札幌は、雨。雪ではない。

    道路脇の雪山は、もう白くない。茶色い。もはや汚いかき氷。誰も食べたくないし、近づきたくもない。

    道路には大きな水たまり。

    底が読めない。浅いと思って踏み出すと、思った以上に深い。ジャンプしたい。

    だが着地は雪。滑る未来しか見えない。

    交差点でぼーっとしていると、車が泥水を跳ね上げる。気が抜けない。汚い。濡れる。滑る。いいことは、特にない。

    それでも。このぐしゃぐしゃは、春が近づいている証拠だ。

    氷の触手は、きっと溶けている。

    季節は、ちゃんと動いている。

  • 氷の触手発生中

    「寒い」を通り越して「痛い」。
    レンタカーに戻った瞬間、足が止まった。
    フロントグリルから無数のつらら。
    バンパーの下にもだらりと垂れている。
    もはや車ではない。
    氷の触手。
    『パイレーツ・オブ・カリビアン』に出てくるあのタコ船長のようだ。


    横もすごい。


    サイドステップに、びっしりとつらら。
    規則正しく固まり、微動だにしない。
    完全に凍結。
    エンジンかけても、ドアを開けても、閉めてもなーんにも起きない。
    ただ静かにそこにある。


    北海道の冬は容赦がない。
    きれいな雪景色の裏で、
    車は無言のまま凍りつく。


    まだまだ春は遠い。

  • 140キロは近くない

    札幌も寒いけど、旭川はさらに寒い。

    旭川駅を降りて、駅の自動扉が開いた

    瞬間に「あー。旭川の寒さだ」と、

    体が先に思い出す。

    札幌よりも段違いに寒い。

    特に夜の旭川到着はこたえる。

    札幌から旭川までは、約140キロ。

    数字で見るとピンとこないけど、

    東京で言えば宇都宮を越える距離感だ。

    それだけ離れていれば、気温が違うのも

    当たり前だよな、と納得する。

    新千歳空港駅を出たところにある地図を

    見ると、本州の上に北海道が重ねて

    描かれていて、「あ、そりゃ感覚も狂うわ」と妙に腑に落ちる。

    さすがは、でっかいどう。

    旭川は「近いほう」なんて言えてしまうのだから。

  • ヒグマと機械伯爵

    去年の漢字は「熊」。

    クマはクマでも、北海道はヒグマ。

    山だけでなく、札幌市内でも

    出没ニュースが流れてた。

    冬になってからは聞かなくなって、

    ちょっと安心してる。

    ただ、さすがは北海道。

    街なかの商店街や施設に行くと、

    ヒグマの剥製が普通に置いてある。

    oppo_2

    これがね、 剥製でもなかなかの迫力。

    で、ヒグマの剥製を見るたびに、

    毎回よみがえる記憶がある。

    それは銀河鉄道999。

    主人公・鉄郎のお母さんが 機械伯爵に

    撃たれて連れ去られて、

    あとで剥製にされてるあのシーン。

    記憶違いもあるかもしれないけど、

    子どもの頃の自分には かなり

    ショッキングだった。

    ヒグマの剥製を見るたびに、

    あの感覚がちょっとだけ戻ってくる。

    北海道ではヒグマの剥製を見る機会が多い。

    でも本物のヒグマと、

    機械伯爵には会わないように気をつけたい。

  • 出番前のonちゃん完全off

    大泉洋をスターダムに押し上げたHTB。

    昔は平岸にあったけど、

    今は中央区に移転していた。

    そこのカフェで勉強していたら、、、

    出番前のonちゃんがいるじゃない!

    嬉しくて思わず手を振ったら、

    あらヤダ😃手を振り返してくれてる💕

    すっごく人なつっこい。キャワイイ💕💕

    本番前なのに、豪快に寝っ転がって

    リラックスしてる。

    ゆるい。完全にオフ。

    しばらくすると出番が近いのか、

    むくっと起き上がり外へ出ていった。

    近くで見ると結構汚かったが

    いい子だった。

  • 街がホラーになる日

    ニューオータニインの看板が怖い

    映画のタイトルみたいになっちゃってる。

    それくらい寒い。ここ数日。

    滑るから足元ばかり気にしてしまうけど、

    顔を上げると、

    つららが凶器みたいにぶら下がってる。

    落ちてきたら、普通にホラーだ。

    広い大地を踏みしめるのも大事だけど、

    たまには顔を上げて、果てしない大空を

    見てもいい。チハルマツヤマのように。

    このでっかいどうには、油断すると

    ちょっと怖くて、

    でも確実に面白い風景が、

    そこらじゅうに転がってる。

  • 夜中に始まるV作戦

    外がうるさい。夜なのにうるさい。

    二重窓なのに、低い機械音がじわじわ

    部屋の奥まで染み込んでくる。

    外を見ると、、、

    なにこれ。すごい光景。

    道路の上を、ダンプと除雪車が

    ゆっくり進んでいる。

    先頭を走っているのはダンプ。

    そのすぐ後ろに、除雪車がぴったり張り付いている。

    除雪車の前方から、白い塊が勢いよく

    吐き出されて、そのままダンプの荷台に

    吸い込まれていく。

    ノロノロ運転なのに、吐き出される

    雪のスピードだけやたら速い。

    このスピード感のズレが、

    妙に気持ちいい。音もすごい。

    ズゴゴゴゴ、ゴォォォ……みたいな、

    腹の底に響くタイプのやつ。

    ダンプはただ前を走っているだけじゃない。除雪車の位置に合わせて、

    微妙にスピードを調整しながら

    進んでいる。息ぴったり。

    連携プレーの完成形。

    除雪車がガンタンクなら、

    ダンプがガンキャノン。

    派手さはないけど、泥臭くて、

    確実に仕事を終わらせるコンビ。

    北海道に来て思うけど、

    ここは人だけじゃなくて、

    作業そのものが進化してる。

    それにしても、夜中にこんなV作戦を

    見せられたら、テンション上がるのは

    仕方ないと思う。

    観光パンフレットには

    載らないけど、住んでる人だけが

    見られる雪国のボーナスステージでした。

  • 冬靴は“お守り”

    北海道に来ると、
    「冬靴は必須だよ」とよく言われる。
    たしかに、
    滑り止め付きのゴツい靴は、見るからに頼もしい。
    もはや“靴”というより“装備”に見える。
    ただ、
    本当に必須か?と聞かれたら、答えはNOだと個人的には思う。
    車はスタッドレスでないと絶対に走れない。でも人間の場合はそうでもない。
    丹田に力を入れ、すり足で、歩幅を小さくして歩けば、意外となんとかなる。
    ツルツルの急坂はさすがに厳しいが、
    普段の生活圏なら、
    歩き方でかなりカバーできる。


    実際、単身赴任1年目の冬は、
    冬靴なし・丹田、すり足、歩幅小で乗り切った。
    2年目は転勤する先輩から
    履いていない冬靴をもらい、今はそれを履いている。
    履いてみて思った。
    たしかに安心感は、ある。
    なぜか北海道民になった気分にもなる。
    ただし、
    冬靴を履いていても、
    マンションのエントランスは普通に滑る。
    どんな靴でも、油断したら終わりだ。
    結局、
    冬靴を履いていても、
    丹田に力を入れて、すり足で歩幅を小さくして歩いている。
    そう考えると、
    北海道の冬靴って、
    「絶対に必要な装備」というより、
    “お守り”みたいなものなのかもしれない。
    持っていると安心する。
    でも、頼りすぎると、だいたい転ぶ。
    ちなみに靴裏を見てみたら、
    しれっと「MADE IN ITALY」とか書いてあった。

    どうやら私は、知らぬ間にイタリア製のお守りを履いていたらしい。
    ありがとう先輩。
    高そうなお守りを。

  • エントランスは信用するな

    滑るよ危険!

    マンションのエントランス。
    ツルツルしてて、きれいな床。
    大理石っぽいやつ。

    冬の北海道では、
    ここが一番滑ると思う。

    外は分かりやすい。
    ツルピカなら覚悟もできる。
    滑り止め砂もある。

    でも、こういう場所。
    うっすら雪が持ち込まれて、
    ちょっと溶けて、
    また冷えて。

    一番イヤなやつになる。

    しかも、
    砂かけBBAはここまで来ない。
    いや、来ても困る。
    こういう床に砂を撒いたら、
    たぶん逆に滑る。

    つまり、
    守られていない。

    ここは自力だ。

    歩き方が大事。
    丹田に力を入れて、
    すり足。
    気持ち、ペンギン。

    ウンコしたくても急いではいけない。
    滑って転んだら、
    濡れて、漏らして、骨折って、
    社会的に立ち直れない。

    北海道の冬は、
    屋外より屋内が危険なことがある。

    きれいな床ほど、
    信用してはいけない。

    滑るよ。
    ほんとに。